特殊ジャッキ・特殊装置

シンクロジャッキ(PAT)

回転するクローラが連続的に桁を受けることで、ノンストップの送り出しを可能にします。内蔵された多くのジャッキがシンクロナイズ動作にてクローラを押し上げるので、桁のキャンバーにも追従し、常に全面接触にて桁を受けることができます。

あらゆる形状の桁を連続的に送出しする事を目的とします。

  • フランジ下部の段差・ボルト添接部でも、全面均等荷重にすれば乗り越し可能です。
  • 5パーセントまでのテーパー角を乗り越し可能です。
  • クローラー表面には硬質ゴムが加工してあり、雨天でも作業可能であり、塗装を痛めません。
  • 連続的な送出しによる工期短縮で、トータルコストを減少します。

低い摩擦係数とあらゆる機能を備えた滑り装置

  • 特殊油圧機構により、滑り摩擦係数が小さいため、仮設設備やベント設備への水平力が小さく安全性に優れています。
  • 直角方向に100mmずつの位置調整機能。鉛直ストロークとして230mmを備えます。
  • 連結材を設置することによって、ウェブ間隔の保持・自動直進機構(風見鶏の原理)が付属しており、方向性に優れます。(連結材不使用の場合)
  • 専用電動ポンプユニットと反力管理システムとの組み合わせで、反力の自動調整制御をおこないます。

小型軽量・低機高・反力分散型設計

  • 機高を低く設計し、ジャッキダウン量を最小としています。
  • 桁受け幅を広く確保し、かつ反力を全体で分散するため、ベースにサンドル材が使用可能です。
  • 5000kN受け幅250mm  拡幅・芯出装置との併用によって、複雑なカーブ・拡幅をスピーディに送り出す機能を持ちます。  2000kN/2500kN/4000kN/5000kN

ガイドローラー

  • ガイドローラーによって、送り出しの方向性を確保します。
  • 耐震・耐風に対しても機能します。
  • ローラー材質をMCナイロンとし、ローラーであっても弾性変形によって集中荷重を受けないので、フランジ本体・塗装に対して悪影響がありません。
  • 反力検出設備を付属すれば、水平力の管理が可能です。